仮想通貨の世界では、新たな技術は生まれると共に新しい用語が生まれています。
難しいシステムに関連するような専門用語から株やFX取引で使われるマーケット用語、Webスラングまで、一夜漬け可能なボリュームで解説します。
仮想通貨用語を覚えて、最新情報を先取りできるようになりましょう。
単語 | 意味 |
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AMM | 自動マーケットメーカーのこと。DiFiをはじめとした分散型金融を使った自動的な貨幣売買システム。 |
アービトラージ | 裁定取引のこと。 2つ以上の仮想通貨取引所(主に海外)との価格差額を利用した売買を行い、利ざやを稼ぐこと。 |
RSI | 投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。RSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」。相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎとされている。 |
IOT | Internet of Things(モノのインターネット)の略。 機械に取り付けて使う。センサーやデバイス(感知システムなどでの遠隔操作)等と管理システムが連動し相互に制御する仕組みのこと。 |
IOTA | アイオタ。IoTへの導入を目的として開発された仮想通貨。独自技術「Tangle(タングル)」が採用されている。 |
IFO | Initial farm offering(初期農場募集)の略。取引所を農場に、トークンを収穫物に例えて初期段階のトークンを販売すること。ICOのDiFi版。 |
ICO | Initial Coin Offering(新規仮想通貨公開)の略。資金調達したい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為。 投機的側面が強い。各国の法整備が追い付いていないことで詐欺まがいのICOが横行するなど問題が顕著化した。 |
アイランドリバーサル | 株価や通貨価格が、窓を開けて大きく下落もしくは上昇した後に、反動でギャップを開けて一気に戻した場合にテクニカルチャート上で発生する形のこと。 「離れ小島」のように見えることから名付けられており、上昇中であれば天井圏のサイン。下落中であれば底値圏のサインとなる。 |
アトミックスワップ | 取引所の仲介なしで仮想通貨取引を行う事が可能になる仕組みのこと。 P2Pトレーディングとも言う。 |
アドレス | 仮想通貨ウォレットの口座番号のようなもので、送金時や受け取りに使用される。 |
アルゴ | ヘッジファンドが運用しているシステムトレード。 株価や出来高などに応じて、自動的に売買のタイミングや数量を決めて注文を繰り返す超高速取引のことを言う。 近頃は個人でも利用できるAI型システムトレードも出てきている。 |
アルトコイン | Alternative Coin(代替のコイン)の略。ビットコイン以外の仮想通貨の総称。 |
イールドファーミング | DEX(分散型取引所)などのDeFiサービスに資産を貸し出す、または預けることで、その通貨の流動性を提供しその報酬として 金利や手数料収入を得る運用モデル のこと。 |
ERC20 | 「Ethereum Request for Comments (Token Standard #20)」の略。 イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で動作するための統一規格であり、ERC20準拠のトークンは、”互換性を持つことで上場しやすい”というメリットを持つ。半面コピープロジェクトが増えるため。 |
Ethereum | イーサリアム。2013年に「ヴィタリック・ブテリン(当時19歳)」らによって開発された仮想通貨。最大の特徴は、ブロックチェーンを利用したアプリケーションの作成プラットフォームやスマートコントラクトなどの機能を持っている。 |
Ethereum Classic(通貨) | プロジェクト「The DAO」のハッキング事件によるハードフォークで分裂した、元々のイーサリアム。ハードフォークが実行される際、非中央集権的な暗号通貨を目指すとして一部の人達がハードフォークを拒否したことで誕生した。 |
ETF | Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種。日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等に連動する運用成果を目指し、東証などの金融商品取引所に上場している投資信託のことを言う。 |
EBA | 欧州銀行監督機構(EBA)は、欧州連合(EU)加盟各国の銀行監督当局を監督・統括する機関のこ国際機関。金融危機発生時の対応として「各国当局や各金融機関に対する要請、及び要求」を行えるなど、強い権限が与えられている。 |
一目均衡表 | ペンネーム「一目山人」という方が作り上げた、日本発のテクニカル分析手法。 転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンという線が描かれており、先行スパン1と先行スパン2の間に構成される”雲”の上下のどの位置に株価があるのかといった見方を行うことでトレードの判断が行える。 |
移動平均線 | 一定期間の株価の平均値を線とつなぎ合わせた指標のこと。主に短期、中期、長期の移動平均線三本を使用して分析が行える。株価や仮想通貨のチャート上に表現される。 |
イナゴ | デイトレーダーのように細かい取引を繰り返す人や、銘柄が暴騰してから一斉に飛びつく行為を言う。 チャート上で細かく跳ねる様子が、畑のイナゴが稲穂を食い荒らすためにワラワラと集まり食い散らかしていくさまに似ていることから名付けられた。 |
インカムゲイン | 株主優待や配当などで、保有しているだけで利益を得られる仕組み。 仮想通貨ではレンディングなどもこれにあたる。 |
インサイダー | 内部でしか知り得ない機密情報を悪用し、情報公開前に売買を行うことで不正に利益を享受すること。 インサイダー取引は金融商品取引法で規制されている。 |
IDB | インターディーラーブローカーの略。金融商品の取引は証券取引所等を介して取引される「上場物」と専門の取引業者を介して取引される「店頭物」に分けられるうちの、後者のカテゴリを扱う金融商品の仲介専門業者のこと。 |
インデックスファンド | 「日経平均株価」「TOPIX」などの市場平均(ベンチマーク)と同じような動きをする運用を目指すファンド。 投資信託の一種。 |
VIX | ボラティリティ・インデックスの略で、ボラティリティとは「変動」を意味する。米シカゴのオプション取引所であるCBOEが算出する指標で、米国株価指数S&P500の変動幅を指数化したもの。 別名恐怖指数。 |
webbot | 元マイクロソフトの「クリフ・ハイ」氏が開発した、FaceBookやTwitterなどのSNS上のデータを収集し、ユーザーの感情データを元に将来的な値動きを予測する未来予測プログラム。 ビットコイン市場の値動きや規制に関するアナウンスを行っている。 |
仮想通貨ウォレット | 仮想通貨を管理するための財布のようなもの。オンライン上にあるホットウォレットとオフラインのコールドウォレットに大別される。通貨データ自体はブロックチェーン上に保存されているため、実際にウォレット内に保存されるわけではない。通貨保有量を確認したり、送金に利用する機能のみとなる。 |
エアドロップ | 仮想通貨を配布する行為や仕組み言う。 コインの認知度上昇、保有者の増加による非集権的性の核補などさまざまなケースで用いられる。 |
SEC | 米証券取引委員会。インサイダー取引や相場操縦など不公正取引に対する「処分権限」を有しており、司法に準じる権限を持った独立機関。 |
エスクロー | 商取引の際、信頼の置ける第三者を仲介させて、取引の安全を担保する第三者預託のこと。 ビットコインのマルチシグネチャ技術を活用し、売買の当事者同士でエスクローが可能である。 |
SBI VCトレード | 日本最多の個人投資家を抱える「SBI証券」の関連の仮想通貨取引所。 |
ASIC | ASIC(Application Specific Integrated Circuit)。マイニング専用の電子的回路。FPGAの100倍のハッシュパワーを持つとされている。 |
XRP(通貨) | リップル社が発行する仮想通貨。ネットワーク上の仮想通貨や法定通貨間をつなぐブリッジ通貨の役割を持つ。Googleも出資をしており、銀行間における国際送金システムの構築を目指している。 |
FRB | Federal Reserve Board(連邦準備制度)の略。 米国の中央銀行にあたる中枢機関であり、世界経済に大きな影響を及ぼすFRB議長の人事は、各国の金融市場から最も注視されている。 |
FSC | Financial Service Commission(金融委員会)の略。公正な金融取引の慣行を確立し、金融需要者の保護を目的とした国家行政機関。 |
FOMC | Federal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略。 アメリカにおける「利上げ」などの金融政策及び公開市場操作の方針を決める、最高意思決定機関。 |
FCA | Financial Conduct Authority(金融行動監視機構)の略。 イギリス国内の金融サービス業に携わる企業の行動を規制している。 |
FUD | 不安(Fear)/不確実(Uncertainty)/不信(Doubt)という意味を持つ略語。 |
FPGA | FPGA(Field Programmable Gate Array)の略。GPUよりもパワー効率や使いやすさに優れているとされる。さらに先端の電子的回路(集積回路)としてASICがある。 |
OECD | 日本、北米、欧州などなど先進国の国々によって、国際経済全般について協議することを目的とした国際機関のこと。 「経済成長」「貿易自由化」「途上国支援」に貢献することを三大目的に掲げている。 |
OTC取引 | Over the Counterの略。証券会社や銀行など、金融機関等の「店頭カウンター越し」に取引を行うこと、もしくは取引所を介さない相対取引のこと。 |
オーバーシュート | テクニカルを無視した、行き過ぎた相場変動のことを言う。 |
追証 | レバレッジを掛けた「信用取引」で含み損を抱えた場合、信用維持率の低下による強制決済を回避・解消するために必要な追加保証金を言う。 |
億り人 | 金融資産が1億円を超えた投資家を指すスラング。 |
押し目 | 上昇トレンドの過程で一時的に利確売りが優勢となり、価格が下落し再上昇を開始するタイミングを言う。 |
カウンターパーティー | 取引相手。デリバティブ取引や外国為替取引の際の相手方金融機関を指す。相手方の事情により契約上の取り引きが成立せず、利益を得られなくなるリスクのことを「カウンターパーティー・リスク」と言う。 |
カストディサービス | 投資家の代理人として、有価証券の保管や売買に関わる決済、元利金・配当金の受領や議決権行使などの幅広い業務を提供するサービスの総称を言う。 |
仮想通貨 | 金融庁の定めた正式名称は「暗号資産」。インターネット上に存在するデジタル通貨。中央集権通貨である国が価値を保証する法定通貨に対し、中央銀行のような公的な発行体や管理者が存在しない非中央集権通貨になる。仮想通貨取引所で円やドル、ユーロなどの法定通貨や仮想通貨同士で両替が行える。 |
ガチホ | 将来的な値上りを信じて長期保有すること。 |
空売り | 信用取引の一種。借りた仮想通貨を高く売ったのちに、安く買い戻した仮想通貨を返すことで差益を得る行為。現金を担保に取引することが出来る。 |
カンファレンス | 学術的な会議や研究会、協議会のこと。 仮想通貨に関する会議では企業のCEOや開発関係者が「仮想通貨の将来性」について直接語ることも多く、発言内容が材料視された結果価格が上昇することがある。 |
Casper | イーサリアムの諸問題を解決するため、コンセンサスアルゴリズムを「PoW(プルーフオブワーク)」から「PoS(プルーフオブステーク)に移行する計画を示すための開発コードネーム。 |
キャピタルゲイン | 通貨の売買を行うことで利益を得ること。 |
逆張り | 市場のトレンドの逆を行く取引。下げ相場でのロング、上げ相場でのショート。 |
金融庁 | 金融機関を検査・監督していた金融監督庁と、金融制度の企画・立案を担っていた旧大蔵省の金融企画局が統合し2000年7月に発足した行政機関。日本の仮想通貨業界を監督する立場にあり、仮想通貨取引所に対する認可登録の権限を持つほか、業務改善命令などの行政処分を下すことができる。 |
草コイン | 時価総額が低いマイナーコインを言う。草のようにだれも見向きをしないことから名前が付いた |
クジラ | 市場に大きな影響を与えるほどの巨額マネーを動かす機関投資家のことを指すスラング。日本の株式市場では、150兆円規模の運用資産額を有する「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」などが、クジラと呼称される。 |
クラウドマイニング | マイニングを行っているインターネット上のクラウドサービスに投資することでマイニング報酬を得る方法を言う。専用機器や設置スペース、電気代のような負担を数人で受け持つ持つことができるため人気がある。 |
現物 | 信用取引ではなく、株や仮想通貨を実際に保有すること。 |
Liquid by Quoine | 2018年にQUOINEXからリニューアルされた国内の取引所。 |
Coincheck | 日本最大手の取引所の一つ。 日本の取引所の中では取り扱い通貨数が最も多い。2018年1月26日に仮想通貨XEMの巨額流出事件が発生した。 |
Coinbase | アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く仮想通貨取引所。世界32ヶ国でビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコインなどの仮想通貨を取り扱う。 仮想通貨口座などの利用者数は、2,000万人以上とされる。 |
コールドウォレット | インターネットと切り離されたウォレットを言う。ペーパーウォレットやハードウェアウォレットがある。 |
51%攻撃 | 悪意のある特定のグループがハッシュレートの51%を支配することで、不当な取引情報をブロックyチェーン上に書き込むこと。攻撃対象になりえるのはビットコインも採用する「Proof of Work(PoW)」アルゴリズムを採用する仮想通貨。 |
コモディティ | 世界の商品取引所などで取引される商品を言う。エネルギー類(原油・天然ガス等)、貴金属類(金、プラチナ等)、農産物類(トウモロコシ・大豆等)等、世界の先物商品取引所で扱われる。投資信託では商品指数に連動するETFなどが販売されている。 |
コンソーシアムチェーン | あらかじめ選出された「信頼性の高い複数のノード」が合意形成を行ったブロックチェーン。 |
Zaif | 国内最大級の仮想通貨取引所のひとつ。独自のトークン(ザイフトークン)を発行している。 |
先物取引 | いわゆるデリバティブの一つ。価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買について決めた価格での取引を保証する取引。 |
satoshi | ビットコインの最小の通貨単位。 0.00000001BTC=1Satoshi。ビットコインの技術論文著者である「中本哲史」から名付けられた。 |
The DAO | Distributed Autonomous Organization(自立分散型組織)を目指すプロジェクト。参加者の投票によって投資先を決定する非中央集権ファンドでその革新性に注目が集まり、わずか二週間のうちに約150億円を調達した。稼働後、脆弱性を突かれた攻撃によって、約50億円が盗まれた「The DAO事件」が発生した。 |
Cboe | シカゴ・オプション取引所(Chicago Board Option Exchange)の略。 個別銘柄株や株式指数などの様々なオプション商品が上場されており、世界有数の取引量を誇るデリバティブ(金融派生商品)取引所として知られる。 |
Genesis Mining | 2013年に設立されたクラウドマイニングサービス。ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨6種類のマイニングが行える。 |
genesisブロック | ビットコインの創設者である「サトシナカモト」が作成した、ビットコインの起源となる原初(一番最初)のブロックをいう。 「The Times 03/Jan/2009 Chancellor on brink of second bailout for bank」という文章が添えられていた。 |
シャーディング | イーサリアムの「スケーラビティ問題」に対する解決方法のひとつ。送金遅延や手数料増加などの問題か顕著化するなかで、これらを解決することを目的に、データベースを水平方向に分割、検証作業を並列化することで処理能力の大幅向上を見込んだ開発。 |
ジャンピングキャッチ | 暴騰時に高値(天井付近)で掴んでしまうこと。 |
ショート | 空売りすること。 |
ジハン・ウー | 世界最大のマイニングプール「Antpool」の中国人CEO。 |
CFTC | 商品取引所の上場商品や金利、デリバティブ全般など、米国内の先物取引市場の動向を常時監視し、市場参加者の保護や市場の健全性が保たれるよう、不正防止や摘発を行う権限を持つ独立機関。 |
GMOコイン | GMOインターネット株式会社(東証一部上場9449)のグループ企業が運営する仮想通貨取引所。 |
G20 | Group of Twentyの略。主要国首脳会議(G7)に加盟する7ヶ国(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)に加え、EU(欧州連合)、ロシア、中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、オーストラリア、韓国、インドネシア、サウジアラビア、トルコ、アルゼンチンといった新興国を含めた計20の国と・地域で構成される。 |
GPU | 3Dグラフィックス(画像や映像)を表示するための計算を、CPUに代わって処理する高度なプロセッサー。 仮想通貨マイニングに適している。 |
塩漬け | 購入価格を下回り、含み損が発生しても損切りを行わず、値上がりを期待して保有し続ける状態のことを言う。 |
仕手 | 莫大な資金力を武器に、公開市場(株式)などで大量の投機的売買を行い荒稼ぎをする「相場操縦」の一種。また行う人やグループを指す。 |
上場 | 仮想通貨取引所で、新たに取り扱いを開始すること。 上場することで新たな投資家が売買できるようにり通貨の価格が上昇しやすくなる。 |
シングルシグ | 公開鍵方式のうち、「一つの秘密鍵」で管理すること。 |
順張り | トレンドに沿った売買のこと。 |
Scam | スキャム。詐欺のこと。 |
スケーラビティ問題 | ビットコインなど仮想通貨でブロック生成時のトランザクションが混雑し、送金が遅延が発生したり、取引手数料が高騰することを言う。 |
ステーブルコイン | 他の資産の後ろ盾を持ったコインのこと。狭義としては法定通貨にペッグされたコインのことを言うこともある。ドル建てやユーロ建てのように各国の通貨にペッグしたものがある。 |
スプレッド | BidとAsk(買値と売値)の差額のこと。取引手数料として徴収されるため、スプレッドが狭い方が投資家には有利。 |
スマートコントラクト | 日本語直訳では「賢い契約」。仮想通貨の取引に契約内容などを含めて、ブロックチェーンに記録すること。自動契約・債務履行などを行うことが可能。 |
Slack | プロジェクトベースのチャットツールで開発者に人気がある。各仮想通貨の公式チャットは情報源として有用であり、貴重な情報をいち早く入手することができる。また、Telegramも同様に人気がある。 |
Segwit | セグウィット。「Segregated Witness(Witness=隔離された署名領域)」の略。仮想通貨取引が抱える2つの問題(スケーラビリティ問題・トランザクション展性)に対する解決策の一つ。 |
セリクラ | セリング・クライマックスの略。経済や政情不安など外的要因の変化で投資家が総悲観状態に陥った際に発生する「相場の大きな調整局面」で、信用取引による追証連鎖による強制決済などで出来高を伴う大暴落を引き起こす状況を言う。 |
セルフGOX | パスワード喪失などでウォレットにアクセスできなくなった状態のように自分の責任で仮想通貨を失うことを指すスラング。 |
センチメント分析 | 市場参加者のマーケットに対する「強気」「弱気」などの心理を調査して、それを元に行なう相場の分析をいう。 |
ソフトフォーク | 互換性を持つブロックチェーンの分岐。 |
ソロマイニング | 単独で行うマイニングのこと。 |
損切り | 購入価格を下回った時に損益を確定させ損をすること。 |
ダークプール | 私設取引システム。大口投資家が相場を動かすことなく大量の仮想通貨の取引ができる仕組みを言う。機関投資家が意図を隠して売買を行うことが出来るため株式市場でも重宝されている。 |
第4次産業革命 | IoTにより巻き起こる産業構造の変化のこととされる。第3次産業革命は、20世紀後半におけるコンピューターの台頭を指す。 |
DMMビットコイン | 国内取引所のひとつ。株式会社 DMM Bitcoinが運営する。 |
dApps | Decentralized Applicationsの略。 分散型アプリケーションと呼ばれ、アプリケーションをブロックチェーンベースで構築していく仕組みをいう。 |
DLT | Distributed Ledger Technology(分散台帳技術)の略。ブロックチェーンの機能から共有台帳という特徴のみを抽出して一般化した概念のことを言う。 |
ティッカーシンボル | 欧米の証券取引所(金融商品取引所)などで、上場銘柄ごとに付与されるアルファベット1〜4字のコード。仮想通貨の場合は、ビットコインであれば「BTC」、イーサリアムであれば「ETH」、リップルであれば「XRP」のように通貨のコードのことを言う。 |
Difficulty | マイニングによるブロック生成の「採掘難易度」。ノード数の増加やハードウェアの普及などで難易度が上がる。 |
DEX | Decentralized EXchange(分散型暗号通貨取引所)の略。ブロックチェーン上の非中央集権型取引所で、取引内容が分散することで高い安全性が得られる反面、・割高な手数料・法定通貨が使用できない・流動性や利便性の低さなどがデメリットとされる。 |
Tether | 仮想通貨売買における基軸通貨の一つとして扱われる。USDTであれば米ドル(USD)連動しており、基本的に「1USDT≒1USD」で取り扱われる。 |
テクニカル分析 | さまざまな指標を用いてチャートの値動きを分析することで、トレンドや価格を、投資判断に活かす分析手法。 |
Telegram | チャット機能に特化したコミュニケーションツール。 |
天井 | 価格が暴騰した後、ピークをつけて暴落すること。 |
匿名通貨 | 取引内容を匿名にすることができる仮想通貨。Dash、Monero、Zcashなどがある。その性質上マネーロンダリングに悪用されやすいことが国際的にも問題視されており、日本の仮想通貨取引所では事実上の取扱いができない。 |
ドットチャート | 毎年3,6,9,12月に公表されるFOMCメンバーによる米国経済と政策金利の見通しのこと。 フェデラルファンドレートの水準が「点」(ドット)の分布で示される。 |
トークン | 仮想通貨と同様にオンライン上で使う事ができるコイン。 |
ドミナンス | 仮想通貨市場における支配率(優位指数)のこと。 |
トランザクション | ブロックチェーン上の記録簿。取引した記録がブロックチェーン上に記載される行為。 |
ナイアガラ | 高値圏から大暴落したチャートを、世界最大級の滝に形容したスラング。 |
ナカモトサトシ | ビットコインの生みの親とされる人物。 2009年にビットコインのアイデアをネット上に発表、ビットコインプロトコルと参照ソフトウェア Bitcoin-Qt を作ったことで知られる。正体不明。 |
Nano Wallet | コールドウォレットの一つで、物理ウォレット。取引所に預けているよりも安全性が高い。 |
ナンス | Number used once(一度だけ使用される使い捨ての数字)の略。マイニングの際にマイナーによって生成される32ビットの数値のこと。 |
二段階認証 | セキュリティ対策の一つ。ログイン時の安全性を高めるための二重パスワードを使った方式のことを言う。 Google AuthenticatorやSMS、メールが利用される。 |
JCBA | 日本仮想通貨事業者協会のこと。登録仮想通貨交換業者を正会員とする、自主規制団体を目指して活動している。 |
JBA | 日本ブロックチェーン協会のこと。 |
ネットワーク効果 | メトカーフの法則(Metcalfe’s law)。 通信ネットワークに関する法則で「ネットワーク通信の価値は、接続されているシステムのユーザ数の二乗に比例する」というもの。 |
ノード | ネットワークに参加しているプログラム一つ一つのこと。または参加しているサーバーやPCを指す。マイニング用ノード、ウォレット用ノードなどの種類がある。 |
NDF | ノン・デリバラブル・フォアワードの略。金融機関との相対で行われる為替先渡取引の一つ。スポットレートと為替予約レートの差額をその取引通貨ではなく、ドルなどの主要通貨で差額決済する取引のこと。為替市場が未成熟で流動性に欠ける場合や、当局の規制等で現物が調達困難な場合に、為替ヘッジする目的で利用される。 |
ハードフォーク | スケーラビティ問題などを解決するために、互換性を持たないブロックチェーンの分岐(分裂)を行うこと。ビットコインからフォークしたビットコインキャッシュが最も有名である。 |
ハーベスティング | 仮想通貨の収穫作業。XEMやXYMで行える |
burn | 通貨の何割かを消滅させること。 流通量が減少し、稀少性が増すため価格が高騰しやすい。 |
Binance | バイナンス。さまざまな最先端プロジェクトを抱える世界最大級の取引量を誇る海外取引所。 取り扱い通貨は160種類以上。先物取引は125倍が可能。 |
Hyperledger | ブロックチェーン技術を仮想通貨業界に留まらず、各方面で最大限活用することを目的とした「ブロックチェーン技術の推進コミュニティー」で、Linux Foundationが中心で進めれらえている。 企業利用に適した分散台帳フレームワークを目的としたオープンソースのブロックチェーン環境開発プロジェクトを行っている。 |
HYIP | 仮想通貨を用いた詐欺サイトの総称。 |
Howeyテスト | 特定の取引が「投資契約」という証券取引の定義の一つに該当するかどうかを判定するためのテスト。1946年のHowey社訴訟事件の際に裁判所が「投資契約」の判断基準として定めた。 |
クラッキング | 悪意を持ってシステムに不正侵入し、そのシステムを破壊する行為。仮想通貨の場合は通貨の盗難が行われる。 |
ハッシュ | 「切り刻む」という意味。もともとのデータをハッシュアルゴリズムに従って、固定長のランダムな値に「不可逆変換」する行為。 |
ハッシュレート | 採掘速度のこと。ハッシュレートが高くなるとマイニング報酬が高くなる。 |
パブリックチェーン | 非中央集権でオープンなP2Pネットワーク。パーミッションレス且つトラストレスなネットワーク参加者が協力することでブロックチェーンを管理する。PoWやPoSなどの方法で経済的インセンティブ(利益)を得ることで成り立っている。ビットコインもパブリックチェーンの1つ。 |
半減期 | 多くの仮想通貨では「発行上限」が定められている。多くの仮想通貨は一定の周期で「半減期」が訪れ、半減期毎にマイニング報酬が減る仕組みになっている。供給量が減ることにより、希少価値が上昇し仮想通貨の価格が高騰しやすくなる。 |
Pump | 特定の仮想通貨をSNSなどで煽り、意図的に価格を釣り上げる行為。 |
P2P | 専用のサーバーを介せず、接続されたコンピューター同士がコミュニケーションするネットワーク形態。または行為をいう。 |
Bitcoin | 2009年に運用開始された、最もメジャーかつ基盤となる仮想通貨の王様。仮想通貨の中では基軸通貨とされる。オープンソースプロトコルに基づく、P2P型の決済網で構成される。 |
Bitcoin Cash | 2017年8月1日にビットコインから分裂した通貨。 ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために、ブロックサイズを1MByteから最大8MByteに引き上げるハードフォークを行なった結果生まれた。 |
bitbank | 国内の仮想通貨取引所のひとつ。 |
Bitmain | 世界最大級のマイニングプール「Antpool」を運営する中国企業。 |
Bitlicense | アメリカ・ニューヨーク州で施行された、ビットコイン及び仮想通貨事業に関する法律。取引所等の両替サービス、ウォレット等の送受金運営サービス、仮想通貨の操作、新仮想通貨等の管理や発行サービスを行う場合、ライセンスが必要になる。 |
Bittrex | 世界最大級の海外取引所。200種類以上の仮想通貨取引が可能。 |
bitFlye | 日本最大手の仮想通貨取引所の一つ。2014年1月設立 |
秘密鍵 | 口座の所有権を証明するプライベートキー。名前の通り他人には秘密にする必要がある。 |
ファンダメンタルズ分析 | 企業の業績や財務状況を決算資料から分析、投資判断に役立てる分析手法。 |
フィンテック | 金融であるファイナンス(Finance)と、テクノロジー(Technology)を合わせた造語。 |
フィアット | JPY(円)やUSD(米ドル)などの法定通貨のこと。 法定通貨を英語で表記すると、Fiat Currency(フィアット・カレンシー)と呼ぶことから略される。 |
フィッシング詐欺 | 偽サイトに誘導するなどして利用者を騙し、認証情報や個人情報を詐取するサイバー犯罪のこと。 電子メールにより不正サイトへ誘導し、利用者自身にサイトログインに必要なアカウントやパスワードなどの認証情報を入力させて詐取するもの。 |
プライベートチェーン | 中央管理者となる企業や団体が運営、データを記録しているブロックチェーン。ブロックチェーンの仕様変更やトランザクション取り消しなどの管理が可能。 |
Plasma | 元々はイーサリアムの「スケーラビリティ(拡張可能性)問題」を解決するための技術のひとつ。1秒あたりに処理できるトランザクション量を増やすことなどができる。 |
フルノード | 過去のすべてのトランザクション(取引情報)を搭載したブロックチェーンを保持しているノード(サーバー)のこと。 |
PoW | Proof of Workの略。ビットコインのエコシステムを運用するために定められたマイニングルール。PoWに成功することで、マイナーは報酬を得る。 |
PoS | Proof of Stakeの略。自己が保有するコインの量によってブロックの承認比率が変わり、新規発行された仮想通貨が貰える仕組みのこと。マイニング(採掘)ではなく、フォージング(鋳造)と呼ばれる。 |
PoI | Proof of Importanceの略。通貨の保有量と取引量に応じて、報酬が発生する仕組み。 |
プレマイン通貨 | プレマイニングのこと。 開発者などが、公開前に仮想通貨を受け取ることができる仕組みを言う。 |
ブロック | 仮想通貨の取引をまとめたデータであり、マイニング(採掘)の単位。ブロックチェーンの一部。新しいブロックがチェーンのように連なっていくためブロックチェーンと呼ばれる。 |
ブロックチェーン | 非中央集権の分散型台帳技術、または分散型ネットワークのこと。「改竄不可」「高い信頼性」が特徴で仮想通貨のみならず煩雑な契約の自動化によるコスト削減などに応用されている。 |
ベアトラップ | 下落相場が反転して上昇相場になった時に空売り中の投資家が直面する状況。さらなる下落を予想して売り続けた結果、踏み上げられる形で高い価格で手仕舞う結果になることを指す。 |
ホールド | 仮想通貨などの銘柄を保有すること。 |
HODL | ホドル。「ホールド」のタイプミスから生まれたネットスラング。ホールドと同義。 |
ポジショントーク | 自分の保有している銘柄の価値や魅力を紹介すること。値上がり益を得ようとする行為。 |
ホットウォレット | スマホアプリのウォレットやブラウザアプリのウォレット、取引所のウォレットのこと。 |
ボラティリティ | 価格変動性のこと。相場のボラリティが大きいほど、価格変動が大きいためハイリスク・ハイリターンとなる。 |
ボリンジャーバンド | 価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の一つ。 95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。 |
Poloniex | ポロニエックス。世界最大級の海外取引所。 |
ホワイトペーパー | ICOなどで新規発行されるプロジェクトの目的や通貨の用途が記されている書類。 |
スポンジスキーム | 中身のないプロジェクトのこと。 ICO詐欺などで多用された手法で注意が必要。 |
枚数 | 株式の所有数のこと。枚数を「増やす、減らす」などと言う。仮想通貨ではコインの保有数などを言う。 |
マイニング | 仮想通貨を新たに見つけることを金の採掘に例えてマイニングと言われる。 最初にマイニングを行ったマイナー(採掘者)に対して報酬が支払われる。 |
マイニングファーム | 企業や組織がマイニングのために設置した大規模施設のこと。 |
マイニングプール | チームを組み、複数名で協力して行うマイニングのこと。 一般的にはCPUの性能に比例する貢献度や採掘結果に応じて対価が支払われる。 |
マイニングリグ | マイニングの掘削に必要な機械一式。 マイニングマシン、及びその環境。 |
Mt.Gox | ピーク時には世界のビットコイン取引量の70%を占めていた仮想通貨取引所。 2014年の3月、管理していた約850,000BTC(当時のレートで約480億円)と顧客の預かり金28億円が消失したことで債務超過に陥り経営破綻に追い込まれた。 この事件がきっかけで、取引所がハッキングされて仮想通貨が不正流出することを、「GOXする」というようになった。 |
マカフィー砲 | セキュリティソフト「McAfee」の創始者「John Mcafee」氏がTwitter上で行う、仮想通貨価格に影響を及ぼすツイートを指す。 |
マスターノード | 一定数以上のコイン保有や専用のサーバーの起動など「特定の条件」を満たすことで、一定期間ごとに通常のマイニングよりも多額の報酬を受け取ることができる仕組み。ROI(投資利益率)が非常に高いものが多く、価格上昇した場合はキャピタルゲイン(通貨の売却益)と、マスターノード報酬によるインカムゲイン(配当収入)を二重に得ることができる。 |
マルチシグ | マルチシグネチャーの略。複数署名の技術の一つで承認の際に複数の秘密鍵を割り当てることにより、セキュリティを向上させることができる。 |
ミートアップ | 共通の興味を持った人達が集まるイベント。仮想通貨関連ではコインの説明会や質疑応答などが行われる。 |
ミキシング | 複数の取引データを混ぜ合わせることにより、元々の保有者を判別不能にする技術。 |
ムーン | To the Moonの略。月まで届きそうな勢いで価格が上昇した仮想通貨の急騰チャートのこと。また高騰した通貨への呼称。 |
メインネット | 仮想通貨の実際の取引データが収納されているブロックチェーンを指す。TRONやEOSのような通貨がイーサリアム上のテストネットワークから独自ネットワークで機能することでメインネットとなる。 |
モメンタム | 「はずみ、勢い、推進力」などを意味する用語。値動きの激しい銘柄をモメンタム株、モメンタム銘柄と呼ぶこともある。広義としては「方向感、ムード」。 |
約定 | 売買の注文を出し取引が成立すること。 |
Litecoin | 2011年に登場した仮想通貨。ビットコインが「金」ならライトコインは「銀」とされている。ビットコインの欠点を補うことを目指して開発され、ビットコインのブロック承認時間が約10分なのに対し約2.5分まで短縮した。 |
Lightning Network | ビットコインのスケーラビリティ問題解決のため、取引承認をブロック以外でも可能にする、パブリックブロックチェーンの2nd Layerに当たる技術。直接繋がりのない2者でマイクロペイメント(1円以下の小額送金・少額決済)が行える。 |
Lightning Futures | ビットコイン先物のこと。証拠金を預入れ、差金決済によりビットコインを売買できるサービス。 |
ランサムウェア | ウィルスの一種、パソコンが感染すると他人の重要文書や写真ファイルを勝手に暗号化したり、パソコンをロックして使用を制限した後に、元の状態に戻すことを引き換えに金銭を要求する「身代金要求型マルウェア」などがある。 |
利上げ | 各国の中央銀行が政策金利を引き上げること。インフレ懸念が強まったり、景気が過熱した場合などに取る財政政策の一つ。 |
リクイディティ | 流動性。リクイディティが低い相場や取引所では、注文が約定しにくくスプレッドが開きやすい。売りたい値段で売れないなどのデメリットが発生する。 |
リスクオフ | リスクを回避して安全資産へ投資するリスク回避行為や相場のこと。 |
リスクオン | リスクを取って高い収益を狙うリスク選好行為や相場のこと。 |
リスクヘッジ | 異なる仮想通貨を保有する、預け入れる取引所を増やすなど、投資した仮想通貨の保持方法を分散することで、リスクを最小限に抑える手法。 |
Ledger Nano S | Ledger社によるUSB型のハードウォレット。インターネットから切り離して保管できる。利用の際はパソコンが必要。 |
レバレッジ | 手持ち資金に倍率をかけて証拠金取引すること。 利益が出やすい反面、損切りや強制ロスカットされた時のリスクが高くなる。 |
リブランディング | すでに構築されたブランドを「新ブランド」として再定義すること。 |
レンディング | 保有している仮想通貨を取引所を通して一定期間貸し出すことで、利息を得る仕組み。 |
ロールバック | システム障害の発生前の「価格や注文状況」に戻す緊急対応のこと。 |
ロックアップ | 「鍵を掛ける」という意味。仮想通貨を大量保有している企業や運営団体が一定期間市場で売買を行わないようにする行為。 |
ロング | 特定の銘柄を買い目線で保有すること。 |